不眠というと、まず病的であれば不眠症を連想します。その症状とは具体的に言うと、「入眠障害・中途覚醒・熟眠障害・早朝覚醒が週2日以上かつ1ヶ月以上継続し、日常生活においては社会生活や職能機能が妨げられる」というものです。

ところでかくれ不眠と呼ばれる睡眠障害も近年注目されています。疾病と呼べる段階ではないけれども、「睡眠上の不都合が短期であることや、本人に睡眠の質悪化の自覚があるかないか、というレベル」と言われています。したがって不眠症に比べれば、短期かつ軽度、そして本人が気づいていないという点が異なります。

しかし放置して改善するものでもありませんし、様々なストレスなどの影響で本格的な不眠症に移行する可能性もあります。そうなると免疫力が低下しますので、病気にかかりやすくなったり怪我の治りが遅くなったりなどの悪影響が見られるようになります。もちろん肌荒れなどの肌の健康を損なう要因の一つにもなるでしょう。
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悪化した場合には、本格的な不眠症に移行することもあり得ます。そうなる前に睡眠の質が落ちていると感じた場合、インターネットの健康情報サイトなどにチェックシートがありますので、現在の状態を判断してみます。必要に応じて精神科や心療内科を受診することも大切です。症状のレベルによっては睡眠薬が処方されることもあるでしょう。ただし肝心なのは、何が睡眠の質を悪化させているかを知ることです。そしてその問題を個人ではなく、関係者と共有することでストレスや心理的負担を軽くするようにします。もし解決しなくても、その問題について周囲も関心を払っている、というだけで気持ちが楽になるものです。